家族経営の中小企業が注意すべき相続の落とし穴

スーツ姿の家族が屋外で笑顔を見せている。世代を超えて中小企業経営を支える家族のイメージ。

家族経営の相続は「揉めないための準備」が鍵

家族経営の中小企業では、日々の経営に追われるあまり「相続」や「事業承継」の準備が後回しになりがちです。しかし実際、家族経営の相続トラブルの多くは「準備不足」から生じます。

経営権・株式・不動産など、家族間の関係性が密なほど感情的な争いになりやすい点も特徴です。

前田泰則税理士事務所(札幌・北海道全域対応)では、税務顧問として日常的に中小企業の相続・事業承継に関わっています。相続対策は単に“税金を減らす”だけでなく、“経営を続けるための戦略”として考えることが重要です。

相続で起こりやすい3つの落とし穴

① 自社株の承継を放置してしまう

会社の株式を誰が相続するかを明確にしていないと、兄弟間で分散して経営権が不安定になります。特に家族経営では、経営を継ぐ予定の子どもが少数株主になるケースもあり、意思決定ができない事態に。
早期に株式の評価・贈与・遺言を検討することが大切です

② 相続税の資金繰りを軽視してしまう

相続税の納付には現金が必要です。経営資金に余裕がない場合、事業継続が難しくなることも。生命保険や退職金、銀行融資を組み合わせて、納税資金を確保する計画を立てましょう。
資金繰り相談は税務顧問の立場でトータル支援が可能です

③ 事業承継計画を“形式だけ”で終わらせる

計画を作っても、家族で共有していなければ意味がありません。
経営者・後継者・家族が同じテーブルで話し合い、意思を確認することが、家族経営の相続の円滑化に欠かせません。

専門家に相談することで見える「リスク」と「選択肢」

相続・事業承継は一度しか経験できない重要な経営イベントです。税金・登記・融資など多方面の知識が必要となるため、税理士など専門家の伴走支援が欠かせません。

前田泰則税理士事務所では、札幌をはじめ北海道全域で、税務顧問・資金繰り・銀行融資を含めた総合的なサポートを行っています。

無料相談のご案内

家族経営の相続は「早めの準備」が何よりの安心につながります。
前田泰則税理士事務所では、札幌・北海道全域の中小企業様を対象に、相続税・事業承継の無料相談を受付中です。ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事は一般的な情報に基づいて作成しています。具体的な対応は個別相談にて承ります。

前田泰則のイメージ
所長
前田泰則
化学メーカー勤務中に税理士資格を取得し、独立。中小企業の税務顧問や銀行融資サポート、資金繰り改善の支援を中心に活動。相続診断士としての知見も活かし、「笑顔相続サロン北海道代表」として地域の事業承継・相続問題にも取り組む。また、農業経営コンサルタントとして道内の農業振興にも尽力。
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